適用範囲
適用範囲
- ◎医療施設及び介護保険施設で使用するナースコールシステムが対象です。
- 医療施設:病院、有床診療所
- 介護保健施設:介護老人保健施設(老健)、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)、介護医療院
- ◎使用者並びに使用目的が以下のものを、GRSNではナースコールシステムとしています。
- 使用者:医療や介護を必要とする者(以下、患者等という)、医療や介護を提供する者(以下、医療施設スタッフ等という)
- 使用目的:患者等と医療施設スタッフ等との間又は医療施設スタッフ等同士の間での呼出・意思疎通の支援、及び/又は医療機器以外の装置との連動による呼出通知を医療施設スタッフ等にする事
- ◎ナースコールシステムの構成には、JIS C 6025にても定義されている以下3種類があり、GRSNではこれら全てを対象としています。
- 基本形ナースコールシステム
- 携帯形ナースコールシステム
- 情報表示形ナースコールシステム
カテゴリ分け
カテゴリ分け
インターホン工業会では、医療機器との連動の普及が進んでいる実態を踏まえ、ナースコールシステムは次の二つのカテゴリ分けが必要と考えます。
- カテゴリ① 医療機器との連動のないナースコールシステム
- カテゴリ② 患者等の診断を目的とする医療機器との連動があるナースコールシステム
GRSNでは、カテゴリ①、カテゴリ②それぞれに対する一般要求事項を定義しています。
一般要求事項
一般要求事項
安全性及び信頼性を有するナースコールシステムとしての標準的な機能・性能について定めています。
独自の内容に加え、以下の規格の一部又は全部の引用から構成されています。
- JIS C 0920 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
- JIS C 6025 ナースコールシステム用語
- JIS C 61000-4-2 電磁両立性-第4-2部:試験及び測定技術-静電気放電イミュニティ試験
- JIS C 61000-4-5 電磁両立性-第4-5部:試験及び測定技術-サージイミュニティ試験
- JIS C 61000-4-6 電磁両立性-第4-6部:試験及び測定技術-無線周波電磁界によって誘導する伝導妨害に対するイミュニティ
- JIIA-K111 インターホン自主認定技術基準(HQI) (注)
(注)インターホン工業会が、インターホン自主認定制度(HQI)に基づき、高品質なインターホンを認定する為の基準。インターホン自主認定規約(HQI)運用規則と併せ、22,000円(税込)にて頒布しています。詳しくは、工業会事務局へお問い合わせください。